2023.12.10
サブリースは悪?? サブリース解約、新規賃貸契約
コルトンホーム永堀です。
本日は下記契約の締結をしてきました。
①サブリース会社とオーナーの間で締結していた賃貸のサブリース契約の解約。
②賃借人さんとオーナーの新規賃貸借契約の締結。
③オーナーと弊社の賃貸管理契約の締結。
分かりやすく書くと下記のような感じです。
(いままで)
賃借人 ⇔ サブリース会社 ⇔ オーナー
(これから)
賃借人 ⇔ オーナー → 管理
①の契約の解約の件ですが、サブリース契約書に、解約の申し出は半年前と記載してありました。
従ってオーナーの方で半年前にサブリース会社に解約の申し出を行ってもらっておりました。
ちなみに、サブリース会社が間に入っている場合と、新規の契約の賃料(お金)の差異は下記のとおりです。
(いままで)
賃借人【A万円】 ⇔ サブリース会社【2.6万円計上】 ⇔ オーナー【B万円】
◆いままで◆
A万円とB万円の差額が2.6万円(A万円+2.6万円=B万円)ありました。
この2.6万円がサブリース会社の利益となっておりました。
(これから)
賃借人【C万円】 ⇔ オーナー【C万円】→ 管理【約0.5万円】
◆これから◆
いままでの家賃を0.4万円下げたC万円を新賃料(A万円-0.4万円=C万円)といたしました。
(賃借人が入居中に家賃をサブリース会社から不当に上げられていた経緯があったため)。
サブリース会社が間に入らなくなった分、家賃(C万円)そのままの金額が、オーナーの手取りになりました。
弊社とオーナーの間で、月額約0.5万円の賃貸管理契約を締結しました。
今回、サブリース会社を解約し、新規賃貸借契約を結んだ結果、
今までの契約に比べ、
◆オーナー◆
約1.8万円近く月額収入が増える
◆賃借人◆
約0.4万円家賃が減る
というカタチになり、
オーナーにも賃借人にも大変喜んでいただける結果になりました。
ここまで見ると、サブリース会社が間に入ると、損するとお思いになる方もいらっしゃると思いますが、
サブリース会社にはもちろんメリットもあります。
サブリース会社に依頼する最大のメリットは
【空室、滞納リスクの回避 安定収入】
といった点です。
サブリース契約は不動産管理会社が物件を借り上げオーナーに賃料を支払います。
オーナーは空室に限らず、一定の家賃収入を得ることができます。
安定収入を手に入れることができます。
今回の案件のケースは、
①サブリース会社の利益が多すぎていた
②賃借人が長期にわたり借りられている
という背景があったため、サブリースのメリットはあまり感じない物件でありました。
今回、オーナーがサブリース会社を解約したのそもそものきっかけは
オーナーがサブリース会社に対して、管理面、応対面での不満があったためでありました。
サブリース会社の管理面、応対面に問題が無ければ、
同社内でのサブリース契約→新規賃貸借契約という契約変えはあったかもしれませんが、
弊社には声はかからなかった案件だった思います。
私自身、オーナーがきちんと仕組みを理解をしているサブリースについては肯定派です。
ただ、現行のサブリースについて、第三者に適正かどうかを見てもらう事は重要なのだなと感じた案件でした。